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3Dモデル描画パフォーマンスをまるごと面倒見てくれるアセット:SimpleLOD

UnityにはLODという機能があります。
カメラからの距離が離れたら、描画する3Dモデルを簡素なものに変えることで、遠くのオブジェクトの描画コストを減らすというコンポーネントです。

docs.unity3d.com

しかしこの機能を使うためには、あらかじめ頂点数が違うモデルを何種類か用意しておく必要があります。

今回紹介するアセットSimpleLODは、LOD用のメッシュをボタン一つで一瞬で用意してくれるスグレモノです。


SimpleLODのエディタウインドウは以下のような構成になっています。

f:id:sugar_affordance:20170128134001p:plain

Step1, 2と分かれていますね。

1. モデルの軽量化

ウインドウの “Step 1 : Preparetion” では、メッシュのマージ、テクスチャ結合、隠れていて見えない部分の三角形の削除など、いろいろな便利機能がそろっています。
操作もボタンをクリックしていくだけなので簡単です。

もうこれだけでMeshBakerに匹敵するくらいの機能。

2. LOD用のモデル一式を一瞬で用意

Step2でLODのメッシュを作成するのですが、ここもボタンひとつでOK

例として下の無料プロジェクトを使います。

元のモデルは

f:id:sugar_affordance:20170128132713p:plain

と、33071頂点、51769三角形というモデルです。 これに対してウインドウの下のいずれかのボタンを押せば

f:id:sugar_affordance:20170128133013p:plain

以下の三種類のメッシュが自動で生成されます。

f:id:sugar_affordance:20170128133058p:plain

三段階に軽量化されていることがわかります。
一番右のメッシュは頂点を減らしすぎて穴があいていますね。この場合はウインドウのツマミで軽量化度合いを調節しながら、使えるレベルを探っていきます。

さらにLODに必要なコンポーネントも自動で設定してくれるので、ボタンを押した後は、GameObjectをそのままゲームに使用することが可能。


SimpleLODはこれ自体が機能豊富で便利なアセットです。
応用するとちょっとおもしろいことができるのですが、それはまた次回。


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