以前 この記事 で触れたとおり、Unity2020ではプレビュー版のパッケージはデフォルトでは表示されれず、
表示する設定をしたとしても ECSはリストアップすらされません 。
全社的な取り組みとして、パッケージリストを再検討し、まだ正式版よりは実験的なパッケージに近いプレビュー版パッケージ、またはアクティブに開発が進んでいないプレビュー版パッケージを特定しました。Unity 2020.1 以降のバージョンでは、これらのカテゴリのプレビュー版パッケージはパッケージマネージャーに表示されません。
例えば、Unity 2020.1 でプレビュー版パッケージがパッケージマネージャーに表示されている場合、そのパッケージは Unity 2020 LTS のリリースまでに検証済みに移行させることを計画しているということです。
つまりECSは リリースの目処がまったくたっていない ということでしょう。
バァン、バァン(机を殴打する音)
しかしECSのドキュメントにインストールする方法が書いてあるのを見つけました。
DOTS Project Setup | Entities | 0.17.0-preview.41
今回はドキュメントに書いてある方法を試した顛末です。
環境:Unity2021.1
nameからパッケージをインストールするのを試す
パッケージマネージャの歯車マークから Advanced Project Settings をクリックすると、レジストリの登録画面が表示されます。
下記のように公式ドキュメントに書いてあったので、name 蘭に com.unity.entities を入力して+ボタンを押すと、
You can use "Add package from git URL..." under the + menu at the top left of the package manager to add packages either by name (such as com.unity.entities), or by git URL (but this option isn't available for DOTS packages). Note that it might take a few moments before the package starts installing.
あれっ、Scopeもいるのか...nameと同じでいいのかな?
公式ドキュメントにはScopeに何を入力すればいいのか全くふれていない上、GitのURLにも言及がありません。
バァン、バァン(机を殴打する音)
manifest.json に直接書き込む
Alternatively, you can add DOTS packages by directly editing the Packages\manifest.json file in your project. This file requires not only the package name but also a version which can be found by looking at the documentation of each package (such as "com.unity.entities" : "x.x.x-preview.x").
ということで、プロジェクト内の Packages/manifest.json ファイルを直接編集します。
最後の行に com.unity.entities を追加します。
{ "dependencies": { ... "com.unity.entities" : "0.17.0-preview.41" } }
指定するバージョンは公式ドキュメントページの左上のドロップダウンで、使いたいバージョンをチェックしましょう。
インストールできました。はい。
バァン、バァン(机を殴打する音)